『戦姫絶唱シンフォギアXV』過去作要素が入るっていいね

YouTubeで「戦姫絶唱シンフォギア」の過去シリーズが全話配信されているのも納得の展開です。

初週から派手な見せ場があったり、車が分身するだなんてクセの強い戦闘があったりするから、第5期のXVから、ノリと勢いでついていくのもいい。
でも、これまでのシリーズを見ていた方がもっともっと面白く、より楽しめると思います。

きっかけは何でも、今期からシンフォギアを見始めたけど過去作はまだ未見の視聴者さんには是非とも観てほしいです、過去作を。
そしてシンフォギアライブBlu-Rayも観るのです。

 

XVはかつての敵対勢力が各々当時とは異なる形で再登場しています。

第4期第3期と時系列をさかのぼるような登場の仕方も、長シリーズだからこそグッときました。

第2期で初登場したマリアさんは仲間として第3期以降もずっと出ていたけど、第11話で翼がマリアと歌った「不死鳥のフランメ」は第2期第1話当時、二人が敵同士だったころに歌われた楽曲でした。
その楽曲が、「敵」から「背中を預けられる者同士」になった二人が、同じ方を向いて、共に目の前の壁をぶち破るために歌う曲へと生まれ変わったのです。( ;∀;)

歌う二人の関係性の変化がある分、時間を重ねた分、聴こえ方も違う気がします。

特にマリアは悪役となってテロを仕掛けなければならなかったもの。本当はただのやさしいマリアなのにね。歌うモチベも変わりますよ。

 

そして第2期まで戻ってきたならば、第1期の敵勢力も何らかの形で再活用されるはずなのです。とはいえ第1期のラスボス・フィーネが魂ごと消滅しています。沢城さんの熱演をまた聴きたいところではありますが、私はクリスちゃんを推しましょう。

だって装者6人の中でクリスちゃんだけまだアマルガムのバージョンになってないし、次回予告がそれっぽいんですもん。

帰る意味を知るキミが、捧げし一矢ともう一矢。

「帰る場所」はひとりぼっちだったクリスちゃんが無印で見つけて、第4期までかけて自分が享受してもいい幸せだと自然に受け入れられるようになったものです。

クリスちゃんだけは、彼女の両親が亡くなってからは天涯孤独でした。旧F.I.S.の家族のような存在もおらず、ひとりぼっちだったのです。
第1期でフィーネに裏切られても、見捨てられても、行く当てもなく結局フィーネの屋敷に戻ってきてしまう場面には心が痛みました(ノД`)・゜・。

また、キャラクターソングCDのカップリング曲でも「帰る場所」や「自分がここに在るということ」に触れられることが、クリスちゃんはダントツに多いですね。

戦姫絶唱シンフォギアG キャラクターソング6
 

 

「一矢」はイチイバルらしいじゃないですか。第4期での弓推しが第5期で引っ込んだのはきっと見せ場用にとっておいてあるためなのですー。

カ・ディンギルからの砲撃をたった一人で迎え撃とうとした実績もありますし。

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月を前に一人絶唱し、攻撃をそらしたクリスちゃん

私の希望でしかありませんが、未来さんはクリスちゃんにとっての初めての友達なので、特に頑張ってほしいと思うのです。

 

そうそう次回予告といえば、前週の翼さん復活を暗示する言葉に「天羽」が使われたことが嬉しかったです。

天をも焦がす羽撃きに、瞳は再び燃え上がる。

結果としては「不死鳥」を意味していたわけで、偶然なのでしょうが。

エア奏が登場しないことは残念であるけれど、翼さんはもう今を生きる仲間と歩んでいけるんだなと前向きにとらえることにしました。再び立ち上がるために、支え合える仲間ができたんだなって。

(だけどOPには映ってほしかったです)

 

以上、そんな感じで、過去がしっかりと糧になっていると感じられるのが、XVのいいところの一つだと思います。

どのように第1期の要素が入るのかがまだわかりませんが、ドアツい展開になること違いなしだと期待しています。