高垣彩陽コンサートCD『premio×melodia』感想 会場の雰囲気を感じられる幸せ

このCDは、2016年11月の同名クラシカルコンサート音源が収録されたものです。
あのオーチャードホールで行われた、一夜限りのコンサート。
1年以上の時を経て商品化されて、とてもとても嬉しいです。

※10月7日のコンサートを前に、このコンサートCDもSpotifyにフル尺で追加されました。 

 セトリ全て収録(*´▽`*)

CDは2枚組になっていて、1枚目はミュージカル曲やオペラが中心、2枚目は持ち歌のクラシカルアレンジやアップテンポのカバー曲、さらにゲストを迎えたトラックが収録されています。

当日歌った楽曲全て入ってるよ! 

「premio×melodia」の目玉はいつものシングルなどが通常と異なるアレンジで聴けるところです。

通常のコンサートならギターにベース、キーボード…といったバンド中心のところ、ミニオーケストラでの編成なのです。 

聴きなじみのあるあやひーの楽曲がオーケストラならではのアレンジでお披露目されるなんて、なんて素敵なことなのでしょう(*´▽`*) 

 

 カバー曲、持ち歌、キャラクターソング

カバー曲の中では「TRUE COLORS」の優しい音遣いがお気に入り。
私の最も好きなカバー曲は「Defying Gravity」ですが、このCDの中でなら「TRUE COLORS」です。

弦をはじく音やあやひーの音節一つひとつを包み込むような歌い方がめちゃめちゃすてきで、購入した当時しばらくリピートしていました。

 「Honey L Days」のMITSUAKI氏とのデュエットでは、ディズニーアニメの曲をカバーしていました。もちろんそれらも削られていません。すごい。

アラジンの「Whole new world」では、うっとりするような歌声、
アナと雪の女王より「とびら開けて」では、茶目っ気のある楽しそうな歌声を堪能できます。

 アンコール曲「Time To Say Goodbye」で再びMITSUAKI氏が登場するのですが、彼の歌声が前2曲と全然違い聴きごたえがありました。
この曲は男声が加わるとより広がりを感じられますね。
今ではあやひーのカバー版にすっかり慣れてしまっているけれど、もともとメジャーなのはこちらだし。

持ち歌では「縁」の演奏で楽器の音色一つひとつが折り重なって、次第に厚みのあるものに変わっていくところがすてきでした。

キャラクターソングは『CANAAN』のネネが歌う「LIFE」。
アニメの評価はマチマチでも私は好きです『CANAAN』。
何せOPがカッコイイ(*´▽`*) 
最終話の細かいことがどうでもよくなるくらい「LIFE」に浄化された、なんて声も聞きました(笑)

 この曲は知らない人が聴いたらキャラソンだとは分からないのではというくらい、場所との親和性が高いように思います。
他の、もっとアップテンポな曲だったらアンコール曲としてはキャラソン出てこなかったかも?

 聴き比べができるのもいいよね

コンサートCDが発売されたということは、通常のCD音源と聴き比べられるということです。

オリジナルとアレンジの違いを楽しんだり、
収録時期が違いからあやひーの歌い方の変化に注目したり。
プレイリストの組み方がさらに増えました(*´▽`*)

あやひーの唯一無二さ

カバー曲、持ち歌、キャラクターソングを一所に収められるのは
あやひーだからできることだと思います。

今時の声優は歌えて当然という見方がある中であやひーは頭一つ抜けていると思うし(ファン目線)、
うまく歌い上げるだけでなく、それぞれ原曲やタイアップ作品、キャラクターへの愛の深さが感じられます。
「Premio×Melodia」開催時点でカバーミニアルバムは3枚発売されているので、それだけでコンサートの時間が埋まるくらいなのにカバー曲コンサートにしなかったのです。
クラシックコンサートの中に持ち歌やキャラソンを盛り込むところに、あやひーは「自分を形作るもの」をすごくすごく大切にしているんだなと改めて思いました。

 

また、「音大卒」「小さい」「ダジャレ大好き」な女性声優を問われれば
ほぼほぼ「高垣彩陽」という回答が得られるでしょう。
(あやひーの特徴は上の3点だけではないけど!目立つ記号的な意味で)
音大への進学が正しかったのか間違っていたのか何度も悩むことがあったと言います。
時間が経過してみて、それを「正しかった」にしたのはあやひー(他関係者)の地道で真摯な活動にほかなりません。
迷うことがあっても着実に実力をつけてきたからですよね。

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そんなことを考えていたら「Futurism」や「Walking On Sunshine」が聴きたくなりました。

 

スフィアの中であやひー個人のベストアルバムが出るのは一番最後で、しかもまだまだ時間がかかるのではないかと勝手に思っています。

でもシングルであれカバー曲であれ、キャラソンであれ、定期的に彩陽さんの歌声を聴けるのだから、心配せずに待っています。
でも次の夢はディナーショーだなんて掲げるのはちょっと早いのでは…!
個人的には教会などでコンサートを開いてほしいです。

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