『Charade Maniacs』感想 異世界×謎解き×恋愛(ネタばれなし)

2018年8月にオトメイトから発売された『Charade Mniacs(シャレードマニアクス)』。

私が乙女ゲームをプレイするのは、あやひーややなぎなぎさんの出演していた『ノルンノネット ヴァールコモンズ』android版を購入して以来なので久しぶりです。

好感触だったので感想を。(ネタばれはありません)

CharadeManiacs(シャレードマニアクス)

 

f:id:monikoiri:20180826194227p:plain

世界についてとストーリー

舞台は今の日本よりずっと先の未来。

AI技術が発達し、情報統制も進んでいる世界。

体温調節のできる洋服なんかもあって、この8月猛暑の中プレイしていた自分はちょっとうらやましく思いました笑。

 

流行りの異世界生活モノです。

でも異世界に転生し、人生をやり直すのではありません。

異世界を舞台にしているし異世界人も存在するけど、元の世界とよく似た異世界だから無双できるわけではないのです。

なのでよくある「なろう小説」 とは全然違います。客層も違うよね

 

異世界に連れてこられた主人公たちは、ドラマのキャストとなって、「異世界配信」に出演するように強要されます。

ドラマに出演し視聴者である異世界人を楽しませられれば、彼らからポイントを獲得できます。

そのポイントを集めれば、願い事を叶えてくれるといいます。

もちろん、「元の世界へ帰りたい」という願い事も可能です。

面白味

異世界に連れてこられたのは、主人公を合わせて10人。

元の世界へ帰るには互いが協力する必要があります。

しかし、この10人の中には「裏切り者」がいるというのがこのゲームのポイントです。

 

10人の中に、元の世界から人をさらってきては異世界配信に出演させるプロデューサーが紛れ込んでいるのです。

 

キャストの中に「異世界配信側の人間」がいる以上、易々と帰還できないわけです。

ただし、プロデューサーを指名できれば帰還できるというルールもあります。

 

ということで、元の世界に変える方法は2つ。

・ドラマに出演してポイントを一定数貯める。

・キャストの中に紛れ込んでいるプロデューサーを見つける。

 

下の方法を選べば、異世界に連れてこられたという同じ立場であるはずの仲間を疑わなければなりません。

主人公は積極的にこの方法を取りませんが、他のキャストが仲間を疑っていくスタンスだったり、ふとした言動が怪しかったりして疑わざるを得なくなります。

 

「その言葉、なんだか含みあるよね?」

「本心なの?カマをかけているの?」

というように、疑いが発生して簡単に恋愛モードになり切れないところが面白かったです。

「あなたは誰を信じますか?その人が「裏切り者」だとしても、あなたは信じることができますか?」

どのキャストも何かしら持っているので少なからず疑わしく思えるし、周囲から疑いの目を向けられます。

 

キャッチコピーにあるように、信じたい人が怪しく思える時どう行動するのか?

信じるためにどうするか?が見所です。 

プレイしてみて

少しずつひも解く物語

この人はどんな人なのだろう、何を考えているのだろう、と気になってどんどん先に進めたくなるゲームでした。

攻略対象は9人と多めですが、1人のルートで全ての謎が解明されるわけではありません。

複数攻略するうちに「またこの流れか…」と惰性で読み流すことなく楽しめました。

たくさんの伏線が散りばめられながらも、各ルートが合わさった時ストーリーが矛盾していないところがすごいです。 

キャラ被りは控えめ、やり取りが楽しめる

メインキャラクターが多いけれど、酷似した設定のキャラクターがいないのがよかったです。外見が違うだけの攻略対象なんてがっかりですもん。

暮らしぶりも価値観もそれぞれで楽しめました。

きれいなだけのキャラクターがおらず、演技か本当か、色々な面が見られるのでどのキャラクターも魅力を感じられました。

なので公式サイトの人気投票、誰に投票するか悩みました…。

また、キャラクターが多いからこそ、掛け合いが面白かったです。

誰と誰は意外と仲が良いんだなとか、こんな返し方するんだと新たな魅力を発見できました。

また、そうしたちょっとしたイベントをフローチャートから簡単に振り返れるところもよかったです。

 

そして、『Charade Maniacs』は主人公が「瀬名ヒヨリ」だからこそ成り立つ物語だと思いました。

こういう主人公なら相手もまあ揺らぐよなぁと、こじつけがなくてよかったです。

ただ、ヒヨリと結ばれたからこそ、攻略対象は考え方を変えられたり、大切なことを思い出せたり、抱えていたものをおろせたりして。

結ばれてラブラブエンド、だけでなく副産物(?)があるので(むしろ糖分はおまけ?)、そのキャラがヒヨリとくっつかなかったルートの続きを思うと心苦しくなります。

 

でも、これは私が乙女ゲーに慣れていないからこそ感じることかもしれませんね。

 

ギャルゲー『アマガミ』のような、「主人公と結ばれない方がヒロインは大成する世界」だと救いがあって私の精神にはやさしい…。笑

 

 

正直プレイ中は目当てのキャラと早くイチャイチャしたいというより、「異世界」の全貌を把握したいという気持ちの方が強かったです。

恋愛の甘さは控えめな方だと思うけど、満足度は高かったです!

 

・初めはお互いに相手を手放しで信頼できないこともあり、距離の詰め方も少しずつであるところ

・たいして知らない人との朝チュンもないところ

・舞台の男女比の偏りについて説明があるなど、ゲームの進行中に湧いてくる疑問点についての回答が用意されているところ

 

私は上の理由でもやもやせずにプレイしきれました。

 

もしもこの乙女ゲーのプレイを迷っている方がいるのであれば、おすすめだよーといいたいところですが、

下記項目が苦手な方は避けるのをおすすめします。

 

・ゲーム開始時点で主人公に好意を寄せる攻略対象がいる。

・共通ルートのうちに、特定の攻略対象とのキスシーンがある。(スチルあり)

・主人公の顔グラフィックは必ず表示される。

 

きれいなイラストに場を盛り上げる音楽、日常とドラマ上演時の演じ分けをする声優の演技など、個人的には近未来を感じさせる雰囲気のいいゲームでした。

周回する楽しみもあるゲームなので、購入してよかったです。

 

CharadeManiacs - PSVita

CharadeManiacs - PSVita

 

 

dengekionline.com

www.4gamer.net