【戦姫絶唱シンフォギアAXZ】ED高垣彩陽「Futurism」感想

シンフォギアの4期もあっという間に折り返しですね。
第6話EDの「アクシアの風」にすてきー!となりながら、今回は「Futurism」について思ったことを書いていきます。

 シンフォギアAXZでは、キャラクター達の選択や、それによって生じた結果とどのように向き合うかが多く取り上げられています。
クリスがステファンの命を救うために彼の足を吹き飛ばしたことや、
切歌が自分への攻撃を避けた結果、代わりにスタッフに攻撃があたってしまったこと、
サンジェルマンが撤退を決断したことにより、装者達に賢者の石への対抗手段を用意する時間を与えてしまったこと、などなど。

第4期のテーマ「正義の選択」に、EDも寄り添った曲となっています。

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頼りない覚悟でも踏み出すこと 

さて、今期も疾走感のあるEDですが、私にとって最も印象に強く残ったところはBメロでした。

スレタイ deep deep deep inside
ワスレテイイ deep deep deep silence
ワスレラレナイ deep deep deep darkness

「忘れる」という言葉が形を変えて三度も繰り返されます。
忘れたい(希望・願望)/忘れていい(許可)/忘れられない(不可能)
過去を忘れたくて、忘れていいとしても、実際に忘れることはできなくて…。過去にとらわれている間も時間だけは着々と進んでいく。

2番では

カワリタイ deep deep deep inside
カエラレナイ deep deep deep silence
カワリタクナイ deep deep deep darkness
ナミダの跡は消えないけれど
モドリタイ deep deep deep inside
モドレバイイ deep deep deep silence
モドリタクナイ deep deep deep darkness
この目を開けたら振り返らない

変わりたい(希望・願望)/変えられない(不可能)/変わりたくない(希望・願望)

戻りたい(希望・願望)/戻ればいい(許可)/戻りたくない(希望・願望)

 1番と同様に言葉の変化が連続していますが、初めと終わりで願望の対比があり面白いなと思いました。
・変わりたくて、でも実際は変えられない、それなら変わりたくない
・戻りたくて、例え戻ればいいと許されたとしても、戻りたくない

3つの言葉をどのようにつなぐかによって解釈はかわりそうですが、「カワリタクナイ」や「モドリタクナイ」は初めの願望を打ち消した真逆の気持ちであるため、願望というよりも「意志」のように感じられます。
現実的に不可能な「過去を変える」ことを敢えて「過去を変えたくない」と言うことで、能動的で前向きな感じがしてきませんか?(・ω・)

また、これらの言葉の三変化中に入るコーラス「deep deep deep ...」が、気持ちの整理のつかないもやもやとか焦燥感を煽っているなぁなんて思いました。「あの時○○していれば…、でもやってしまったし(><) せめてなかったことにしてしまいたい!いや無理だあああorz(悔)」と、色々な気持ちが頭の中でごちゃごちゃしているような感じです。

さらに、このコーラスは言葉と言葉の間に挟まれるというよりも言葉と言葉にまたがって挿入されています。そんなかぶさるような入り方なので「継ぎ接ぎだらけの頼りない覚悟」とはこの辺りのことかな、なんて繰り返し聴いているうちに思うようになりました。
「過去は過去!この選択にOKと胸を張れるように生きよう!」と、即決意できる人って少なくて、そうやって過去を認めて踏み出そうと覚悟を決めるまでには、人によって大小はあれど葛藤があるものだと思うし。

そして、「戻らない」ことを決めた後「この目を開けたら振り返らない」と歌うあやひーの歌声が力強く、視界が開ける感じがしてかっこいいのです。

選択を正しいものにしていくということ

後悔という幻影(まぼろし)

過ちも悔しさも
ひとつも無駄にはしない
いつか笑ってこの選択に 頷ける時まで

正しいか? 間違いか?
いつも答えなどなくて
選んだ道がただ目の前に まっすぐ続くだけ

過去の出来事や行動が正しかったのか間違っていたのかは、どの方向から見るかによって感じ方が変わります。全員一致の正解なんてないのです。
自分の行動に全ての人から〇をもらうのは難しい、しかも、結果はすぐに表れるものばかりではないから自分自身でも判断するのは難しい。けれど、選択したからには自分でそれが正しかったと思えるようにさらに選び続けていくんだと、そんな決意が感じられました。

気になったところ

もしあの時 違う空を目指していたなら…
そんなふうに思い描く日もあるけれど
この両手じゃ すべて抱きしめられなくたって
ここから始まる未来を生きる

気になったのがこの部分です。バックのサウンドも琴の?静かな音色で聴かせる雰囲気。
「違う空」より「同じ空」の方が一般的ですとんと落ちる気がするのですが。
最初から同じ方を向いて進んでいればよかったのに…とか、あの時仲違いしていなければ助かったのに…というのは話の展開としてもありがちなわけで。
また、「思い描く」という言葉はどちらかといえば良い方に想像する場合に使われるものだと私は思っています。
よって、この辺りの歌詞から、「あの日手を結んだことを後悔している」キャラクターがいるのではないかと勘ぐってしまうのです。笑
そして、まっさきに連想したのがサンジェルマンです…。

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 考えすぎかもしれないけど、サンジェルマンがアダムがトップの組織にいることを後悔していると仮定して、彼女は響の伸ばした手をつかむのか?つかまないのか?
彼女がこの先「正しさ」のためにどう突き進むのか楽しみです。

 

Futurism(期間生産限定アニメ盤)

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